学部・大学院のTOPICS ボードゲームを通じた学びと交流 ― 図書館×ゼミによる合同授業を実施 ―
12月1日、商学部1年生科目「演習I」において、御井図書館と近江貴治教授・澤田考士准教授による2ゼミ合同授業が、御井図書館3階AVホールで実施されました。
本授業は、ボードゲームを通じて学生のコミュニケーション力や発想力を育むことを目的に企画されたものです。当日は、御井図書館がボードゲームや辞書資料の提供、ゲーム進行のサポートなどを行い、学びの場づくりを支援しました。
今年度前期には「初対面同士の交流促進」をテーマにボードゲーム体験を実施しましたが、後期となる今回はさらに発展し、本や辞書を活用した言葉遊び型のボードゲームに取り組みました。
当日は学生が6班に分かれ、以下のゲームを体験しました。
『みんなで本をもちよって ~Bring Your Own Book~』
学生が自分の好きな本を持参し、お題カードの質問に対し、本の文章を引用して回答するゲーム です。偶然の一致や言葉の意外な使い方を通じて、本の新しい魅力に触れる時間となりました。
辞書を使った言葉遊びゲーム
『広辞苑かるた』『三省堂国語辞典かるた』などの辞書かるたのほか、辞書・事典類に載っている珍しい言葉を題材に、嘘の意味を「辞書風の文章」で作り、他者を惑わせながら本物の意味を見抜く『図書館たほいや』 を体験しました。
学生の感想・近江先生コメント
参加した学生からは、
「話したことのない人と交流できたし、本が好きなので本を使ったゲームができて楽しかったです」
「ゼミでの交流は楽しいです」
「知らない言葉を知ることができて良かった」
などの声が寄せられました。
近江教授は、
「遊びながらも考えて言葉を紡ぎ、使い交わしていくことは、良質の刺激を脳に与えられると思います。言葉の宝庫である図書館でのこのような取組みは、いろいろな可能性があるように感じました。日頃はネットに浸かっているであろう学生が、対面で生の言葉遊びを楽しんでいることも興味深い発見でした」と、感想を述べました。
御井図書館では、今後も授業・ゼミ活動との協働を通して、学生が主体的に学び、知を広げる機会を支援していきます。