地域貢献のTOPICS 薬物乱用防止に関する講演会「若者たちに広がる、覚せい剤、大麻、市販薬乱用ー夜回り先生、いのちの授業ー」について
12月8日、久留米大学御井キャンパスで学生を対象に薬物乱用防止に関した講演会が開催されました。この講演会は大学生を対象に薬物乱用問題に関する正しい知識についての普及啓発を図ることを目的に開催されたものです。
若年層への薬物乱用の広がりは、大きな社会問題となっています。福岡県の令和6年の大麻事犯検挙者人員は466人(そのうち8割が10~30代)と、過去最多となった令和5年に引き続き、高い水準で推移しています。近年は市販薬の乱用も大きな問題になっています。
今回は薬物乱用防止の広報啓発の一環として、「夜回り先生」として全国で講演やテレビ出演をされている水谷 修氏を講師にお迎えし、「若者たちに広がる、覚せい剤、大麻、市販薬乱用ー夜回り先生、いのちの授業ー」をテーマにご講演いただきました。
講演の中では水谷先生がこれまで関わった2人の生徒の話を中心に覚せい剤、大麻などの薬物・ドラッグの怖さについて語り、依存症は病気であることと愛では救えない、治らないことを話しました。
また近年の傾向として、咳止めや風邪薬など市販薬の多量摂取が増えていることにも言及し、市販薬であっても、過量摂取は中毒や依存症につながる恐れがあるとして、慎重な使用を呼びかけました。
最後に水谷先生から「断る勇気を持ってください。薬物を使ったら後はない。社会的にも抹殺されれば体も死ぬし、心も殺されるということを覚えておいてください」 と話し、講演を終わりました。
学生からは「自分の日常に関係ない話だと思っていたけど、実際に講演会の話を聞いて薬を怖い、絶対やりたくないと思った」「ドラマや映画でしか聞いたことが無い話ばかりでとても驚いた」といった声が上がるなど有意義な会となりました。
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TOPICS:薬物乱用防止に関する講演会「若者たちに広がる、覚せい剤、大麻、市販薬乱用ー夜回り先生、いのちの授業ー」について